| 蛙屋のある午後。そこへ集まっていたのは…… |
| そこへ…… デイジー : みなさん!「知られざる炎亭」の紹介状が手に入りましたよ! と、嬉しそうに駆け込んできたのは最近この宿で見かけるようになったドワーフの少女である。 「知られざる炎亭」といえば数ヶ月前から話題に上りはじめた料理宿だ。その店の周辺は山と湖に囲ま れた絶景ポイントな上温泉も楽しめ、さらにそこの主人は本場イーストエンド仕込みの「スシ」なるご馳走 を食わせてくれるらしく、そういったことに敏感な人間の間では既に有名な存在になっている。 もちろん、その分宿代は割高になっておりそうそう行けるものではないが…… デイジー : えっとですね、この前マーファ神殿で治療してあげたおじさんが「炎亭」のご主人の従兄弟だ とかで…わたしはたいしたことしてないんですけどやけに感謝されちゃって、お布施の代わりに「炎亭」 にタダで泊まれる紹介状を書いてくれたんですよ、6人分も。 幸運というのはどこに転がっているのか分からない。神殿の司祭も普段のデイジーの真面目な働きを 見てしばらくの休暇をくれたのだそうだ。 デイジー : 着くのに3日くらいかかるそうなので、早速人数分の保存食も買ってきちゃいました。みんな で行きましょう!(笑顔) そこでふと、彼女は何かに気付く。 デイジー : (指折り数え)えーと、1、2、3、4、5、6人…わたしを入れて7人…紹介状は…6人分…… ……(間)…………あ、そういえばもうすぐ神殿で祭事があるんでした!こんなときに休んでられません よね、うっかりしてました!じゃ、じゃあ、みなさん楽しんできてくださいね…!(ちょっと涙目になりながら だっっ) …………まあ、せっかくの好意を無にすることもないし。こんなところにいけるのは一生に一度あるか ないかかもしれないし。美味しいものがタダで食べられるらしいし。彼女の分まで楽しんできてあげよ う…みなさんはそう思い、「炎亭」を目指したのでした…… |